発条王の悔悟


作品紹介

あらすじ

技術大国ヌネイルで、『発条王』と渾名される恐妻家のエヴァンスランスは、今日も今日とて悪妻アンリシャンテにどやされる日々。
王后の怒声が響き渡るヌネイルの宮廷は、妾腹のエヴァンスランスを王に担ぎ上げた『宰相派』と、その甥グロウワットを擁する『大公派』とに割れていた。
王の器ではないと自覚し、趣味の機械いじりに没頭していたいエヴァンスランスは、国政を宰相に牛耳られているのを良いことに、 その娘であるアンリシャンテに操縦されるままになってきたのだが――。
ままなならぬ人生が生む宮廷事変。

レイティング及び作品状況
  • PG-12  若干の残酷描写を含みます。
  • 中編  /  完結済  /  連載期間:2015.05.11〜2016.05.26
  • 「小説家になろう」さんに転載しています。

登場人物

エヴァンスランス  ♂
親愛と侮蔑から『発条王』と渾名されるヌネイル国王。恐妻家。
先王の妾腹の第二王子であった。機械いじりを趣味とする。

アンリシャンテ  ♀
夫を完全に尻に敷くヌネイル王后。宰相リリアゴタールの息女。
若かりし頃は『白鳥姫』と称えられていたが、現在はその可憐さは何処の迫力美人。

グロウワット  ♂
ヌネイル大公。エヴァンスランスの甥。故宮であるシャンポー宮に居住する。
子供時代に当時の王太子夫妻であった両親を亡くしている。

ユーラファミア  ♀  愛称:ユーラ
ヌネイル王女。父の自作である自鳴琴人形カーラが宝物。

アレフキース  ♂
隣国デレスの王太子。本作では名前のみの登場。
グロウワットの母方の従弟。同盟評議会のためヌネイルを訪れていた。

関連作品

『緑指の魔女』
同時代の隣国デレスのお話。アレフキースが主要人物の一人として登場します。
本作品は時系列で申しますと、『緑指の魔女』の番外編「菫咲く頃」と「恋文」の間に起こった出来事になります。

本編

第一話  発条王の憂鬱
第二話  発条王の逃亡
第三話  発条王の願望
第四話  発条王の感傷
第五話  発条王の驚愕
第六話  発条王の反発
第七話  発条王の悔悟 

- end -

2016-05-26

  


inserted by FC2 system